てんびん座
神話
アストレの持っている天秤
アストレアは正義の女神です。
アストレアが持っている天秤は、死者の魂を天秤にかけて、あくに傾いたものを冥界に送る役割を果たしています。
はるか遠い昔神々は人々と一緒に暮らしていました。
人々も神々を敬して暮らしていました。
平和な日々が続く中ある時、パンドラが世の中の厄災を詰めた箱、いわゆるパンドラの箱を開けてしまいました。すると閉じ込められていた厄災が世界中に放たれてしまいました。
人々は、その厄災のせいで働くことをやめ、欲しいものは奪い、あらゆるところで争いを起こすようになります。
アストレアは人々の善悪を計らないといけないので、天秤を、持って大忙しです。
ほかの神々はそんな人々の争う様子を見て。一緒に暮らしていた人々の元を去って、天上の世界へと帰ってしまいました。
アストレアだけは人々の世界に残り悪を改めるように人々を論しましたが、人々は悪に傾くばかりです。
やがて人々は武器を作り出し、より一層争いを起こしました。
アストレアもとうとうそんな人々を見限るようになり、天井の世界へと帰ってしまいました。
てんびん座はそんなアストレアが持っていた天秤からてんびん座ができたと言われています。