アンドロメダ座

アンドロメダ座

名称アンドロメダ座
学術名Andromeda
略符And
設定者プトレマイオス
季節主に秋
隣接する星座ペガスス座
カシオペヤ座
とかげ座
ペルセウス座
うお座
さんかく座

神話

古代エチオピア国の王女・アンドロメダ

アンドロメダは、ギリシャ神話にあるエチオピアの国王・ケフェウス(ケフェウス座)と母であるカシオペア(カシオペア座)の娘です。

アンドロメダの母であるカシオペアは大変美しく、「わたしより美しいものは、世界にはいないだろう。きっと、ニンフたちもわたしの美しさには敵うまい」などと、自分の美貌を自慢していました。

これを聞いた海のニンフたちは、ポセイドンの妃であるアンピトリテーの耳に入れます。
アンピトリテーは、もとはニンフだったので、これを聞いてひどく怒り、夫であるポセイドンに頼み、怪物・ティアマトを放ってもらったのです。

ティアマト(くじら座)は山のように大きなくじらの怪物で、船を襲うなどして、エチオピアの人々を苦しめていました。

ティアマトが暴れる大津波で町が壊されてしまうので、ケフェウス王も困ってしまい、神殿に行って神託をうかがいます。
すると、「アンドロメダを生贄にしなければならない」という神託がおりてしまいます。

ケフェウス王は悩んだ末に仕方なくアンドロメダをティアマトの生贄にすることを決めたのです。

その時偶然にペルセウス(ペルセウス座)がメドゥーサの首を取ったのち、天馬ぺガスス(ぺガスス座)にまたがってギリシャに帰ろうとしていた時、海辺の岩場にひとりの美しい女性が鎖に繋がれているのを見つけました。

アンドロメダがティアマトの生贄になっていると知ったペルセウスはティアマトを退治することを決めます。

途方もない唸り声を上げて、ティアマトが海の中から現れアンドロメダをひと口に呑み込もうとした時に、ペルセウスは袋の中からメドゥーサの首を取り出し、さっとティアマトの目の前に差し出しました。

メドゥーサは、その姿を見たものは、たちまち石に変わってしまうという怪物でしたが、ペルセウスはこれを退治して、その首をギリシャへと持ち帰るため、メドゥーサの首を見たティアマトは、見る見るうちに島とも思える大きな岩になってしまいました。

アンドロメダを救ってケフェウス王のもとへ訪れたペルセウスは感謝され、ペルセウスはいつもアンドロメダを伴い、ふたり幸せに暮らしたと伝えられています。