やぎ座
神話
天上の神々はある日オリンポスから降りてきて、ナイル川の畔で宴を開いていました。
宴の中で琴を奏でるのは音楽と太陽の神アポロン、舞を踊るのは女神ミューズというとても華やかな宴です。
ところが、その宴中に突然怪物ティポンが現れました。ティポンは大地の神ガイアが大神ゼウスを恨んで復習のために生まれた怪物です。
ティポンは口から火を吐き頭は100個もあり体は龍と蛇を合わせた姿です。
宴を楽しんでた神々は突然現れたティポンを見て大慌てで逃げ出しました。
大神ゼウスは鳥に変身して逃げたり、他の神々もいろいろな動物に姿を変えて逃げ出しました。
神々が逃げ惑う中、一番慌てた羊飼いの神バーンは急いで川に飛び込んだのですが、慌てたばかりに下半身は魚、上半身は山羊の姿になってしまいました。
後々、神々はこのバーンの失敗した変身姿を喜んで、記念に天上の星座、やぎ座にしたと言われています。
後に、神々はこの姿を喜んで、この時の記念にと、パーンの姿を星座にしたのだと言われていますが、神話ではその後、大神・ゼウスがテュフォンを退治します。
ゼウスは再び取って返し、いかずちを手に取りテュフォンに向かいます。
ゼウスが投げたいかずちにテュフォンが怯んだ隙に、ゼウスは山ほどもある大きな岩を投げつけ、テュフォンを岩の下に閉じ込めてしまいます。