しし座

神話
ネメアの森の人食いライオン
ヘラクレスはいろいろな冒険を成し遂げたギリシャの英雄です。しし座の物語もヘラクレスの冒険活劇の中に登場します。
ネメアの森に住む獅子退治の物語です。
ネメアの森には人食いライオンが住み着いていました。
ライオンは度々、村人たちを襲い、住んでいる人たちを困らせていました。
このライオンを退治しようと様々な人がライオンに挑みに行きましたが、誰一人として帰ってきません。
困った村人たちは大神ゼウスに祈りました。
その祈りを聞き遂げたゼウスはヘラクレスに獅子退治を命じられれます。
ヘラクレスはネメアの森に向い、森の中で樫の木から作った棍棒を作り、ライオンの住処にたどり着きます。
ヘラクレスは持っていた棍棒でライオンの頭を殴り続けました。すると打ち下ろした棍棒は割れて壊れてしまったのです。
ライオンはすかさず牙を向いてヘラクレスに襲い掛かります。
武器を無くしたヘラクレスは素手でライオンに挑まなくてはなりません、ヘラクレスはライオンの鋭い攻撃をなんとかかわしながらライオンの首を捕まえます。
首を掴まれたライオンは抵抗しようと暴れますが、ヘラクレスは決してライオンの首を離さず、三日三晩のすえになんとかライオンを退治しました。
いくら暴れても、ヘルクレスは決してライオンの首を離しません。
この退治されたライオンが天に登って、しし座となりました。